去る2013年5月1日に科学技術分野における日本とアメリカの協力について意見を交わすためにワシントンを訪れた下村博文文部科学大臣が、米国ダンカン教育長官と会談し、日米双方向の留学生を現在の2倍に増やすことで合意、両国の協力を確認しました。アメリカ合衆国議会議事堂「キャピトル・ヒル」にて催されたレセプション・パーティーでは、アメリカン・カウンシルズ[1] の理事らも参加し、下村大臣をはじめ、衆議院議員や日本側参加者らと会談し、日米両国における更なる交換留学プログラムの持続的発展のための具体的な取組等について意見交換をしました。 こうした時流を受けて、米日カウンシルとアメリカン・カウンシルズは、2013年4月に正式に次世代型の日米交換留学プログラムに関するパートナーシップを締結し、日米官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」[2] として本プログラムを公式に認定し、「TOMODACHI交流基金」[3] から助成金を受けることになりました。それに伴い、本プログラムは「TOMODACHI U.S.-Japan Youth Exchange Program(TOMODACHI-UJYEP)」と称され、日米交換留学プログラムという性質から、日本のプログラムの企画・運営・遂行をあきら基金が「カントリー・ディレクター」として、その責務を担うことになりました。

TOMODACHI イニシアチブのウェブサイトはこちらからご覧下さい。

[1] 米国政府出資により、1974年設立。ワシントンD.C.に本部を置き、世界32か所に支部を設置。国際教育の推進、および米国との多角的な交換留学プログラムを実施する米国最大級のNPO支援機関。ロシア、ユーラシア、アジア、東欧、中東、南米、アフリカを始め、5大陸68か国の地域と交換留学プログラムを実施し、国内外において、1,000以上の高等教育機関と提携。TIMES紙による「50 Best Nonprofits to Work for 2011」に選出。

[2] 「TOMODACHIイニシアチブ」は、米国政府と公益財団法人米日カウンシル-ジャパンが主導し、日本政府および企業・団体・個人から支援を受けている米日官民パートナーシップ。

[3] トヨタ自動車、三菱商事、日立製作所、三菱UFJフィナンシャル・グループの支援により設立。

あきら基金のソーシャルスタディツアー・シリーズは、あきら基金のヴィジョンに明記されている「国際社会で得た教育や様々な経験を通して培った知見と慧眼をもとに、社会的課題に取り組む」ことのできる人材育成の場を提供することを目的とした社会体験型プログラムです。

メキシコ・フィールドワーク体験ツアー

- 日本とグローバル・ヴィレッジの懸け橋を目指して‐

メキシコは、自然・文化・歴史が豊かである一方、経済発展に伴い経済的格差の問題を抱える国でもあります。8日間の本スタディーツアーでは、昨今注目されている「ソーシャルビジネス」にも焦点を当てながら、事前研修、現地でのフィールドワーク等を通じて、途上国、特にラテンアメリカ特有の社会の多様性を体感し、「豊かさ」について考えていこうと思います。

世界遺産や先住民マサワ族の村、ラテンアメリカ最大のマイクロファイナンス機関を訪問し、メキシコにおける様々な社会問題を視察。多様な顔を持つメキシコで、実体験を通して現地の人々と交流しながら、様々な世界観・価値観・人生観に触れてみてはいかがでしょうか?

メキシコ・フィールドワーク体験ツアー 2014

2014年2月催行のメキシコ・フィールドワーク体験ツアーへの募集は締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。

SEELS(Social Enterprise English Language School:ソーシャル・エンタープライズ・イングリッシュ・ランゲージ・スクール)は、社会的弱者の立場にある在日フィリピン人から構成され、講師すべてが、必要なトレーニングを得て認定資格を得ており、学習効果の高い画期的な英語学習サービスを提供するソーシャル・エンタープライズです。SEELSは、主に低・中所得者世帯が居住する地区を重点に置いており、今後は、これまで英語学校の開校されていなかった、福祉サービスなども満足に得ていない家族の居住する地区に対してスクールを設立し、マイクロフランチャイズ・モデルを通して事業の拡大を図っていきます。

SEELSは、主要都市や駅前に乱立する従来型の英語学校と比べ、非常に安価な授業料で英語レッスンを提供しています。ほとんど全ての講師が、社会的弱者の在日フィリピン人であり、「在日フィリピン人英語講師協会:Filipino English Teacher in Japan(FETJ)」との協力の下、Community and Home Based English Teachers(CHOBET)トレーニングプログラムと名付けられた、非常に質の高いトレーニングを経て、講師の認定資格を得ています。

あきら基金は、日比家族センターの代表であり、SEELSの代表取締役であるセサール・サントヨ氏に対して、会社設立のための初期費用を助成し、更に、シードキャピタル(seed capital)として長期低金利ローン(Patient loan)の提供を行いました。あきら基金は、SEELSが、持続可能で自立した社会起業へと成長するよう、SEELSに対し、事業運営・経営戦略におけるアドバイスを積極的に行う一方で、新たな次元における人道的協力関係を通して、日本とフィリピン間に存在する社会的・経済的課題に取り組んでいます。

代表理事である横井博文は、「このパートナーシップは、私達のミッションの一つである、日本とグローバル・ヴィレッジの懸け橋になるための社会起業家の育成を実現するものであり、徐々に深刻化している日本国内の様々な社会問題に対する認識を高めることにもつながることから、あきら基金の活動においても重要な鍵となります。私達は、SEELSが、日本の低所得者世帯と在日フィリピン人の人達が経済的、社会的に自立を目指し、自信を得るための重要な機会を創出する一助を担うことを期待し、SEELSの持続と成長に必要となるリソースの提供・支援を今後も続けていきます」と述べています。

この度2006年に国際連合で発足された「イノベーションと起業家精神に関する世界サミット – The World Summit on Innovation & Entrepreneurship(WSIE)」が、創設10周年を記念して、今年の5月にニューヨークの国連本部で開催されます。2012年3月以降からWSIE日本代表パートナーを務めてきたあきら基金は、今年も本会合への参加者ならびにスポンサーを募集いたします。

国連開発計画(UNDP)を始めとする国連の三つの機関が主導を取り、オマーンの首都マスカットにて初めて開催された世界サミットWSIEは、科学技術・通信・医療衛生・教育・ライフスタイル・エネルギー・都市の各分野における社会変革を促すことをその主な目的としています。各国政府、国際機関、NGO団体、企業等あらゆる主体間での連携を図りながら、ワークショップやパネル討論会などを通じて、研究・事例発表や情報・ノウハウ交換、社会投資の機会提供、人脈形成を図りながら、その教育・啓発活動を推進しています。

今年は「New Frontiers」と題し、2020年の世界像をビジネス、市場動向、デジタル化、製品、マインド、精密機械、経験、そして超域イノベーションの観点から大胆かつ挑戦的に探究し、そのビジョンに向かって果敢に取り組む内容になっています。

参加者はすべて世界サミット側からの招聘を受けていることが参加資格の前提条件となっています。各国の政府要人を始め、グローバル企業幹部、さらには、新興諸国からも各政策担当者や社会投資事業団体などが過去に参加しています。

ご多忙中とは存じますが、参加をご検討されている(もしくは、既に招聘を受けている)関係府省や企業・団体幹部の方々、ならびに各教育・研究機関の研究者やその他市民団体・個人の皆様には、当該世界サミットの趣旨にご賛同頂いたうえでご協力を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。

あきら基金では、毎年、修士課程及び博士課程の外国人留学生に対し、奨学金を授与しています。この奨学金は、研究課題である様々な社会・経済・環境問題への取り組みを通し、社会の枠組みを変革する高い志と情熱、そしてリーダーシップの資質を具えていると見なされる留学生を受賞対象としています。私達は、彼らの信念に支えられた研究活動が、様々な地球規模の課題解決へ導く一助となるだけでなく、ソーシャル・イノベーションとソーシャル・アントレプレナーシップの分野において、日本と諸外国との間に介在する溝を埋めることにも寄与するものと期待しています。

本奨学金の応募に際しては、専用応募用紙の他、必要書類の提出が義務付けられています。 応募に関するお問い合わせは、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)までご連絡下さい。

あきら基金-慶應義塾大学SFCソーシャル・イノベーション奨学金 (AXIS)
あきら基金と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスは、国内では数少ない「渡日前奨学金」を創設いたしました。これは、GIGAプログラムへ入学が決定した留学生の中から、特に優秀な学生を選抜し、あきら基金-慶應義塾大学SFCソーシャル・イノベーション奨学金(AXIS)を「渡日前に」授与するものです。このGIGAプログラムは、文部科学省国際化拠点整備事業(グローバル30)の採択を受け、環境情報学部に英語だけで学部卒業が可能な初めてのコースとして設立され、情報コミュニケーション・テクノロジー(ICT)とガバナンス分野における学科を提供しています。

代表理事である横井博文、横井篤文は、「本奨学金の設立は、能力と情熱を共に有する留学生を財政的に支援し、より多くの学部生に日本で学ぶ機会を与えるという観点から、大変素晴らしい歩みとなるものです。私達は、この奨学金が、昨今、最も人材が求められている分野の一つである上述のような分野において、国際化の促進と次世代のリーダーを育成する上で、重要な役割を担う事を期待しています。」と述べています。AXISは、年間500,000円の授業料を助成し、才能溢れる留学生が、社会開発や科学の発展に関する分野において、それぞれの学習曲線を向上させていくことを目指しています。奨学金受賞者は、AXISジュニアフェローと名付けられ、学内外において、社会・起業家活動に積極的に参加することが期待されています。

その他プロジェクト

あきら基金は、私達のヴィジョンとミッションに適う様々なプロジェクトを支援しています。

第1回 国際会議「社会的弱者としての在日フィリピン人移住者」

大阪大学にて開催された「第1回 国際会議 社会的弱者としての在日フィリピン人移住者」を、京都大学、大阪大学、地域研究コンソーシアムなどの団体と共に協賛。

アジアキャリアセミナー

財団法人日本総合研究所との協働の下、「アジアキャリアセミナー:働く文化の違い」を共催。

上智大学創立100周年記念事業:「アフリカの都市化と新たなグローバル課題」

上智大学創立100周年記念事業として開催される第1回国際会議「アフリカの都市化と新たなグローバル課題」を協賛。

南アフリカ・ケープタウン大学アフリカ都市研究センター(ACC)+米国ハーバード大学デザイン大学院(GSD)共催セッション:「Smarter African Cityscapes: Evading the Hype」

米国ボストンにて開催された「イノベーションと企業家精神に関する世界サミット(THEWSIE)2012」におけるアフリカの都市化に関するセッションを共催。

フィリピン研究会議2014 「The Philippine Studies Conference in Japan (PSCJ)」

京都大学東南アジア研究所にて開催された第3回「The Philippine Studies Conference in Japan (PSCJ): Emerging Philippines: New Frontiers, Directions, Contributions」を協賛。

ジェイ・シード主催「Connect The Dots: Workshop for Future Entrepreneurs」

ジェイ・シード株式会社の主催する「Connect The Dots: Workshop for Future Entrepreneurs」(http://www.connecttd.com/)をシルバースポンサーとして協賛。

タイ王国研究所代表派遣団との共催セミナー「Social Innovation (SI) : the Movement and Dynamics for Social Change and Impact」

タイ王国研究所代表派遣団との共催セミナー「Social Innovation (SI) : the Movement and Dynamics for Social Change and Impact」を上智大学にて開催

Alliance4Empowerment X カリフォルニア大学サンディエゴ校共催 「Global Empowerment Summit」

米国カリフォルニア州サンディエゴにて開催される、Global Empowerment Summitのスポンサーとして協賛

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